技術紹介
Technology
OEM供給の実績
正和製作所が手がけるOEMは工業用X線検査機が主体。X線を外部へ漏洩させず、しかも極力軽量に仕上げるために独自のノウハウを駆使して製作しています。シールドボックスと呼ばれる外側の筐体についてはほぼ全ての板金設計を行い、お客様のご要望に応じてアッセンブリ加工まで一貫した受託製造を行っています。
Case1
新幹線 前尾灯
さらなる高速化のために最先端の空気力学や解析手法が惜しみなく投入される新幹線車両。その先頭部形状は複雑な3次元曲面を描いているため、個々の製品は車体に取り付けられたときのチリや平滑度も踏まえ、極めて高い精度を要求されます。正和製作所では長年培ってきた3次元CAD/CAMの豊富な実績によって短時間で高精度の板金加工を実現。分割制作した部品をきっちり組み上げて製品化し、お客様のご要望に対して誠実にお応えいたします。
Case2
航空機装備品 座席躯体
正和製作所が航空機装備品で手がけているのは主に航空機客室内装品ですが、中でも座席躯体(シート)に特化しています。ここでご紹介するのは肘掛部。以前は樹脂で成型していたものを板金と機械加工による構成に置き換えるため、3次元CADを活用して立体図面を起こしました。2次元設計では個々の部品を個別展開しなければなりませんが、3次元立体図面ならその必要はありません。短納期化とイニシャル費用の大幅なコストダウンを一挙に実現できます。
Case3
筐体
3次元CADの活用で、設計から板金加工へ至るまでのスピードを大幅に短縮し、さらに外観の完成形状を変えることなく部品点数と加工プロセスを最小限化。完成状態の3次元図面を切り広げていくことで、どう展開すればブランク加工や折り曲げ、溶接などの工数を減らすことができるのか、効率的で材料ロスも少ないかという最適な答えを迅速に導き出せます。部品点数が多く、製作時間が長くかかっていたものほど効果が期待できます。